猫達に明日はない!?

22/24
194人が本棚に入れています
本棚に追加
/62ページ
――そして、嵐は過ぎ去った。 どこに流されたのは、ペロペローネ達の姿はすっかり消えている。 そして、肝心のヤマネコはというと。 「助かった……のか」 猫達はヤマネコを絡めとっていたトリモチを食べて、どこかへと去っていったのだった。 自由になり立ち上がったヤマネコは、呆然と立ち尽くしているミケの下へと駆けていく。 「ミケ、ミケ!」 ミケの体を抱える。 ミケの目は焦点があっていなく、ぼんやりと曇っていた。
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!