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出会い
まぁ、ここで碧の紹介でもしておくか
捨てネコだったオレを拾った秋月碧は20代初めくらいのフリーターだ
“コンビニ”というところで働いているらしい
オレが拾われたのは碧が仕事を終え、帰ってきてるときだった
ボロボロの街灯の下に段ボールに入れてか細い声で鳴いているときに碧が通りがかったのだ
『お前、捨てられたのか?可哀想に…ウチに来るか?』
それから碧の家がオレの住みかになった
初めてコンビニ弁当を食べた
初めてのフカフカのベッド
初めて見たテレビ
全てが初めてで、新鮮で驚いた
それがアイツとの出会い
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