ACT.1『伝説のダウンヒラーの血を継ぐ者』

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  翌日 AM7:00。   目覚まし時計がとある家の殺風景な部屋に鳴り響く。   それを、とめてモゾモゾと布団の中でしながら起きてくる。   彼の名前は、 《秋篠 由貴》 アキシノ ユタカ 18歳。 市内の整備士の専門学校に通っている。 将来の夢は、自分で改造車専門のショップを開く事。 愛車は、AWのMR2。 この部屋の主であり、この物語の主人公である。   時間差で部屋のドアをノックする音が聞こえる。   「ユキ兄~!!朝だよ!!」   返事を待つ事なくドアが開き女の子が顔を出す。   「ああ、起きてる。準備するから先に降りてて!!」   「わかった。先に降りとく。」   女の子はドアを閉めて階段を降りて行った。   彼女の名前は、 《秋篠 亜澄》 アキシノ アスミ 16歳。 3歳違いの由貴の妹で、市内の公立高校に通う高校1年生。 高校ではクラス委員となり、クラスを引っ張って言っているが、 男子に甘い言葉を巧みに使い働かせる、小悪魔的要素も持ち合わせている。 ユタカの事をユキと呼ぶのかと、言うと…  
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