chapter.2

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両親から残された、 絢爛豪華な調度品の数々、 美しく気高き愛馬、 そして顔のよく似た召使い。 全てが全て、彼女のもの。 世間知らずな王女様の政治は、 お世辞にも良いものであるとは言えませんでした。 民に課せられた余りにも苦しい重税。 逆らうものならば、容赦のない粛清。 無知故の身勝手さ。 そのため、彼女は 『悪逆非道の王国』の 『悪ノ娘』 と呼ばれることになる。
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