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ピーーー!っとゆう笛の音で始まったバレーボール…
流石運動部と拍手をしたいくらい上手い香奈実、本当にクラスのムードメーカー的な存在だな
退屈しのぎに外のグランドを見ると、男子が持久走をやっている
汗にまみれながら必死に走っている彼らを見ると、少し惚れてしまう…
よく見ると、体育館の中から女子が顔を出し一人の男の子を応援していた。
「斉藤君ぅん!頑張ってぇぇ❤」
「斉藤君!こっち向いてー!」
「斉藤君!かっこいい!!」
などなど…
斉藤君はとりあえず、顔良し、性格良し、運動良しときたら…とりあえずモテるであろう。
『…』
でも…その斉藤君は今、私の彼なんだね?実感わかないけど、スッゴく嬉しい
彼をじっと見つめていると、彼はこちらに気づいたのか笑顔で手を振ってきた
私は顔が赤くなり、体育館に身を隠してしまった
「今私に手振ってくれた!」
「あの笑顔は私を見てしてくれたのよ!」
「私の視線に気づいてくれたわ」
などなどの女子の声も聞かず…
ただただ、赤くなり恥ずかしくなっている私だった…
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