諦め そして決意

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野球部が解散した後のグランド 誰もいないグランドの中にたった一人だけ残っていた 名は松本 ゆうや 悲劇の練習試合のバスを見送ったあと一人自主練をしていたのも松本 ゆうやだ 解散した後でも松本は一人自主練をしていた 一ヶ月後・・・ そのあいだの一ヶ月間ずっと松本は自主練をしていた 松本が元野球部員の川村に話しかける 「このままでいいのかよ」 川村「はぁ?」 松本「だから、オレたちこのままでいいのかよ」 川村「だから何が?」松本「野球部だよ」 川村「・・・・・・」川村が松本の発言を聞いて黙りこむ 松本が川村に言う 「オレたちで吉備中学校野球部をやり直さないか!」 川村「無理だよ・・・みんなもう受験だし、最後の大会までもう二ヶ月しかない」 松本「二ヶ月もあるじゃないか」 川村「でも、もう受験だし」 松本「みんな野球が好きならきっと協力してくれる」 川村「野球なんて好きなわけないじゃん」 この川村の言葉を聞いて松本は急に声がでかくなった 「じゃあなんで練習させてもらえもしないのに辞めなかったんだよ野球部」 川村「それは・・・」 松本「野球が好きだからだろ!」 川村「!!」 松本「みんなだって野球が好きだったから辞めなかったんだろきっとそうだ」 川村「でも、今から頑張っても遅いだろ」 松本「遅くない、二ヶ月もあれば充分だ」 川村「わかったよ、もうお前なにいったって無駄だ」 松本「え? 川村「一緒に頑張ろうぜ、みんなも誘って」松本「うん、行こう、みんなで全国大会に!」
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