一年前の話 タイムとキリ

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『キリ!』 どうやら、タイムの友達のようだ。 タイムは父親の方を見て、遊びに行ってもいい?と言いたそうな目で見ていた。 それがわかった父親は、コクリと頷ずき、タイムは、父親に行ってきますと言い残して、キリと呼ばれた猫の方に向かった。 『今日は何して遊ぶの?』 『そうねぇ……とりあえず、遠くまで行ってみようよ』 『うん』 ということで、僕たちは適当に遊びに行くことになった。 僕はこうやってキリと遊ぶのが大好きなのだ。 僕たちが死ぬまでこうやって遊んで…… 結婚とかしちゃったりして…… なんて、そんなことキリの前では言えないなぁ…… でも、こんな楽しい日々も終わる時が来るのだ。 そんなに遠くない未来に……
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