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「何でだよ！姉さんはミュウが元に戻らなくてもいいと思っているのか！？」
「それは違いますわ」
「帰ってこないってことは、それがミュウの決断になるって言いたいんじゃないの」
珍しい由美の意見に明日香はうんうんと頷いて、話を続けた。
「姉様の言う通りですわ。だからわたくしたちは、ミュウを待つことしかできないのですわ」
「それでも俺は納得できないなぁ……」
「どうしてもというのなら、わたくしが無理やり止めますわ」
「姉さんが……」
悠太は変な汗をかきながらそう呟いた。明日香は絶対に突破できないと思っているのだろう。
「とりあえず、後３０分が限界ですわね」
『３０分……』
『どうする？わたしたちが探しに行く？』
『いや、無理やり連れてきても意味ねぇよ。あいつが決めないとだめなんだ』
それに出て行こうとしたら、明日香に無理やり止められる気がするし……
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