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最後に覚えてるのは十代目と山本が話してたってこと。
その他は何も覚えて無い。
オレは何も考えず走り出した。
そう、ただ─…
「獄寺君!?!?」
すみません、十代目。
そして死ね、オレ。
くだらないことを思いながら公園へ辿り着いた。
浴衣だった為歩きにくく、途中つまづいたりした。
何となくブランコに座り、空を見上げた。
オレ達の関係には似つかないくらい星がキレイだった。
まるでちりばめられた宝石のように…
「宝石…」
ペンダントのことを思い出した。
そっと触れると冷たいのに何故か暖かい感じがした。
「そーいや勝手に飛び出しちまったな……今頃探してっかもな…」
……無いか。っつーか自分にイラつく。
あそこで手ぇ離さなきゃ…
いけないのは分かってる……
煙草に火を付けたとき、十代目が目の前にいた。
「十代目…!!」
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