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―ダンッ―
―パシィン―
「……どっ胴あり」
土方の試合開始の合図のあと愛結は床を蹴り素早い動きで平隊士の胴を打った
「ありがとうございました。」
と言って肩にかかった一つに結んだ長い髪の毛を払い除ける
平隊士は尻餅をつき床に手を着き上半身だけ起き上状態で唖然としている
「ほぉ、なかなかやるじゃねぇか。」
「じゃあ入隊試験合格でいいんですね」
愛結は輝かんばかりの笑顔を土方にむけた
うっ、何だこの笑顔は…だが…
「いや、まだだ。此れじゃあお前の実力がわかんねぇじゃねぇか。他の奴ともう一度やってもらう」
「はっ…?」
つい愛結の口からこぼれた
「はい…?どーゆうことですか。冗談は顔だけにしないとこの温厚な性格な私でもキレますよ」
「冗談じゃねぇし、さりげなく何自分のこと過信しちゃってるのぉぉォてかっ、俺のことなめてんのかゴラァ」
とキレてる土方であった
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