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「まぁ気にしなさんなって」
ニヤニヤしながら友人達が言う。
「あんた結構モテモテだし男の子からは学イチ可愛いって言われてるんだから。」
「羨ましいわよねぇ~めちゃくちゃモテてるのに告ってくる子フリまくっちゃってさぁ~」
「遂に彼氏ができたかって思ったら違うって…本当に彼氏じゃないの?」
「だから違うって!!」
今度はムスッと怒り口調で言った。
「なんで彼氏作らないの?作ろと思ったら簡単に出来るでしょ?」
「別に私のタイプの人がいないからよ」
本当は違う…
―――1年前―――
私が一年生の頃に憧れてた先輩がいた…
そしてある日、その先輩に告白されて喜んで付き合った。
すべて順調に行くと思ってたのに…
翌日、その先輩は体中ボロボロで私の前に現れ「別れよう」と言って去って行った…
後からわかった話しで、どうやら私の事を好きな人達が、先輩に嫉妬してリンチして脅したらしい。
だからもうそんな思いしたく無いから大学生の間は恋愛なんてしないと決めた。
旬君に逢うまでは…
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