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お さい
おきさい
きなさい
「きなさい?」
「起きなさい!!」
「ハッ!!」
目が覚めると母の顔が見えた。
どうやら寝過ごしたらしい…
「まったくあれほど言ったのに」
飽きれた顔で自分を見ていた。
慌ただしく自分は顔を洗い朝ご飯も食べずに家を出た。
家を出ると歩いて5分の所にバス停がある。
ちょうどバスが来た所だった。
バスに乗り込むと一番後ろの席に座った。
───数分後───
バスは次のバス停に止まった。
すると窓から凄い人の列が、バスになだれ込むのが見える。
並んでいた人が入りきりバスが出ようとした時に一人の女の子がバスの中に走り込んで来た。
そして満杯の後部席に座っている自分の横に無理矢理座ってきた。
(きっつ~!普通こんなに座ってるのに無理矢理座るかぁ?)
イラっときながら絶対一言なんか言ってやると思っていると。
「無理矢理座ってゴメンね。走ってきて疲れちゃったから。」
「いいよ。気にしないで。」
無理矢理座ってきた女の子が謝ってきた。
見ると凄く可愛いかったので自然と笑顔になってしまい許してしまった。
話しをしてるとどうもこの女の子は自分と同じ大学生らしい。
ちょっと浮かれながらいると大事な事を重い出した…
(ヤベー、車でしか大学行った事ないからバスどこで降りたらいいかわかんねぇ…)
ふと隣に座ってる女の子に聞こうと思ったがスースーと気持ち良さそうに寝ていた。
(可愛いなぁ~)
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