無人島上陸

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学校のチャイムが鳴った。それは授業の終わりを知らせると同時にもう1つ理由があった。 そう、明日から夏休みなのだ。タ「なぁ~スグル。明日釣り行かない?」 そう言ったのはクラスで人気者のタケルだった。 ス「はい。構いませんが…」 ア「俺たちも混ぜろよ~。なぁヒロシ」 「そぉだよ。人数多い方が楽しいぜ」 アキナガとヒロシが横から話してきた。 タ「よっしゃ。じゃあ明日十時にオレんち集合。」 次の日 タ「よっし。みんな揃ったな。今親がいないだろ?ボート借りて沖へ行こうぜ!」 ス「なに行ってんだよ。バレたらやばいぞ」 ア「そうだよ。それに怖いし…」ヒ「釣り堀でいいよ…」 タ「なぁぁに言ってんだよ。海にでてこそ人は成長するんだ。」 ア「海にでなくても飯食って寝てれば成長するよな」 そうつぶやくと「うるさいっ」とタケルに言われ結局海にでることになった。海にボートを浮かべて4人は沖へとボートを漕いでいった。 ス「嵐がくる」 スグルはみんなを止めようとしたがそれは無理だった。 タケル1人でも難しいのにさっきまで反対していたアキナガ達も楽しんでいたからだ…。 タ「釣れねぇ~」 釣りを始めて一時間たったところでタケルがそう言った。 ア「もう帰ろうぜ?」 ヒ「そうだな。風も強くなってきたし…」 タケルの言葉に続くようにアキナガとヒロシは言った。 タ「戻ろう。」 ス「それはわかってる!どの方向に漕げばいいんだよ…」 4人は釣りに夢中で帰る方向を見失ってしまったのだ… ア「どうしよう…」 タ「大丈夫だ。このまま真っ直ぐ漕げ」 そういわれた3人は半信半疑で漕ぎ始めた。 30分ぐらい漕いだがなにも見えてこない。それどころか、風は強くなる一方でボートも大きく揺れ出した。 ス「くる!」 そうスグルが言った瞬間船が波にのまれ船がひっくり返った…タ「大丈夫か~」 ヒ「一応。」 ア「はやく船をもとに戻そう」 ス「そうですね」 四人が会話した時2回目の大きな波がきた。 「うわぁぁぁ」 ハモるように言った4人は叫ぶと同時に気を失った… 10分… 30分… 1時間… どのくらいじかんがかかっただろう… 最初に目を覚ましたのはスグルだった… ス「ん…生きてる…」 スグルの言葉に反応したみたいに他のメンバーも起き始めた。 ア「いってぇ~」 タ「服びしょびしょだ。」 ヒ「体が痛い…。」 3人が話した後スグルが一言言った… ス「ここどこだょ…」 タ「…」 ア「…」 ヒ「…」 彼らは上陸してしまったのだ…人が1人もいない無人島に… 続く
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