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『気付くの遅っ!!二人に久々に会えるので、頑張ってみましたっ!』
『さすがカリスマ~やってくれるね!』
『やっぱ百合はセンスいいよねー!早く買い物行こうよ!』
『外出許可出ないのかなー聞いてみるね!あたしもほしいもの見つけたんだ!』
紗枝と由紀は、点滴のことには触れないでおこうとこそっと耳打ちをした。
きっとこの時間は百合にとって、病気を忘れられる時間だから。
3人でベッドに上がり、雑誌を覗き込む。
『百合にしては珍しいけど、絶対似合うよ!』
『これに合うサンダルも探してるんだぁ』
『白とか、モロデートじゃん!誰と出掛けるの?』
百合の顔がほんのり赤くなった。
『べつにデートじゃないしっ!たまには白もいいかなって思ったの!』
『まぁ、これは近いうちに見に行って、あったら取り置きしておくよ!』
『サンキュー!紗枝!』
この後2時間ほど学校の話やファッションのはなし…
いつも通り注意され、散々楽しんで二人はまた来る約束をして部屋を出た。
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