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「デブー、難関だなぁ。
お前のその体型で、この階段登れたらスゲェぞ。
もし登れたら、アニマルビデオとして、テレビに応募すっか。
アヒャヒャっ」
ニャニャー!
(フ・・・これしきの階段、このCat・ジーザスの前では姿もくらむわ!
これしきのこと・・・!)
ペタ、ペタ、ペタ
「おっ!?マジで登んのか!?
いけ!デブ!!そのまま上がりきれ!!」
ニャーニャー。
(こんな石の段なんか、あっとゆうまに・・・・)
ペタ・・・ペタ・・・・
「そうだ、デブ!!こっちだ!!
ウオォーーっ、デブが立った、デブだ立った!!」
ニャ・・・ニャー・・・
(や、やめろ・・・、貴様はハイジか・・・。しかしそれにしても・・・・案外・・・長いな・・・)
ペタ・・・・・・ペ・・・タ・・・
「もう少しだ!!デブ!ほら、あと5段だけだ!!頑張れ!!
あと少しでアニマルビデオに投稿できっぞ!!
アッヒャヒャヒャ!」
ふと主人の方に目を遣ると、主人はいつのまにか俺の方に携帯を向けていた。
ガ・・・・
ガ、ガ、ガッッッデーーーーーーム!!!!!!
何とゆう卑猥でクレイジーな奴だ!
俺の奮闘している姿を、携帯のムービーで撮ってやがるガッデム!!
だから貴様は彼女も友達もいないんだゴミ虫め!!!
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