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「相変わらずデブは歩くの遅ぇなー。だからもっと運動しろって言っただろ。
脂肪が重くて動きにくいんだろー?」
ニャンニャー!
(ファック!!ふざけたことをぬかすな!俺のは脂肪じゃないっ、マッスルだ!!)
「・・・お前息切れてんぞ。
お、ちょうど公園あんじゃん、休憩しよーぜ、デブ。」
ニャー。
(フ・・・仕方ないな。
貴様がそう言うなら、ブレイクタイムにしてやってもいいぞ。感謝するんだな、ゴミ虫が。)
しかし、この公園・・・入口までに、少々階段を登らなければいけないんだな。
丘に続く石の階段を、俺は見上げた。
しかし主人はひょいひょいと階段を上がっている。
ファック、ホモサピエンスめ。
そして全部上り切ったところで、主人は俺の方を振り返り、見下ろした。
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