夏の名残り 1

2/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
  「俺の気持ち…安物だけど。」   と、はにかみながら   ある冬の日に彼がくれたシルバーリング。   学生だった私たちに   ゴールドやプラチナのリングは   当然無縁だったけれど   私にとっては   どんなに高いダイヤモンドよりも   大切な大切な宝物だった。    
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!