第一章~幕~

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私はいつも部屋から外を眺めて 俯く 独りベッドの上で‥‥       「‥‥‥ハァ」   「‥‥おっじゃましまぁす」   「飛鳥」 私は部屋に来る 飛鳥をみると 自然と笑顔になれた 「なにしてた?」 「今日は空をみて いっぱいお話して‥‥それからね」 「ずいぶん 楽しかったんだな今日」 「もちろん でも‥‥‥まだしばらく学校に行けない‥」 私はまた俯く そうすると 飛鳥はいつも ベッドに座り私の頭を 撫でてくれる 「大丈夫 薬飲んでしっかり休め」 「うん‥‥」   私は飛鳥に撫でてもらうのが大好き     飛鳥の大きな手が大好き      手の温もりが大好き        飛鳥が好き
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