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ふいに親友の声で「オイ!!!」と聞こえ、咄嗟に旋回し、ギリギリで銃撃を避けることができた。
敵機のうちの一機は護衛機が撃墜したが、もう一機はどこから来たのかわからない火を噴いた穴だらけの友軍機に追い掛けられ、勝手にジャングルへと墜落した。
その友軍機の機体ナンバーは死んだ親友が搭乗していた護衛機のものだった。
全てを察したパイロットは敬礼を送ると、その友軍機は上昇して雲の中に消え、それきり戻る事は無かった。
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