一曲目

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痛ーい… あたしは、 サングラスを掛けた人に猛突進してしまった。 その衝撃であたしの視野は、アスファルトというコンクリートで固められた地面になってしまった。 「大丈夫ですか?」 頭上から声がした。 低くて男の人の声が… ーまっまさか サングラス掛けてるし ややや・ヤクザ!! ーいいいっ嫌 話し掛けてくれたでわないか。 ヤクザじゃなっないょ。 ーそれは、見せかけかもしれないじゃん。 あたしの頭の中は、ヤクザか肯か否かが繰り広げられている。 勝者は 肯。 そう この人は、ヤクザだぁ! って分かったのは良いけど あたし…どうしたらいいんだろう。 とりあえず 謝るしかないよね? ここは、土下座で 「ごめんなさい!!」 アスファルトにおでこをくっつけた。  
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