プロローグ

2/4
前へ
/172ページ
次へ
ジリリリリリ!! 「んっ!……うるっさい!!」 バシッ 「まだ8時か……もう少し寝よう…」 やっぱし春は暖かくて布団が気持ちいいな… あ~気持ちいい。 ドタドタドタドタ んっ誰だようるさいな。 春休みなんだからゆっくり寝かしてくれよ… ガチャ 「兄貴!起きろ~!!」 部屋のドアを開けて咲が入ってきた。 「ん~春休みなんだからまだ寝かせろよ…」 俺が眠そうに言うと咲が布団を無理矢理とった。 「お父さんが話あるからおりてこいって言ってるんだから早く早く!!」 あいかわらず咲はうるさいんだよ。 もうすこし夏を見習っておしとやかになれよな。 「ほら早く~」 「もうわかったよ~!」 俺がゆっくり起きると咲が背中を押してくる。 「早く~お父さん待ってるよ」 なんでこいつはこんなにせっかちなんだろ…
/172ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3142人が本棚に入れています
本棚に追加