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「犬ー!千種ー!お待たせー♪」
「あ、さくららびょん!待っらく…おせーびょん!!」
「…5分遅刻だよ、さくら」
「ごめんね、浴衣着るのに時間かかっちゃってさ!後でチョコバナナおごってあげるから許して?ね!」
「チョコ!?…しゃーねーから許してやるびょん」
「…仕方ないね」
「ありがとう!犬、千種!」
私は犬と千種の手を握りしめた
さてさて皆さん
8月です!
そして浴衣です!
イコール
お祭りです!
待ちに待った8/4!
本日8/4に実はお祭りがあるのです!
今日は犬、千種、骸とお祭りに行く予定なのですが…まだ骸は来ていないようです
「そういえば骸は?」
さくらはなんとなく犬と千種に訪ねてみた
二人は意味ありげにため息をつく
「ん?」
さくらはそのため息を聞くと、次は何かを悟ったようにため息を付き拳を握りしめ
後ろから自分を抱きしめようとしていた人物に拳をはなった
バキッ!!!
「クハッ!!」
殴られた人物は後ろに倒れこむ
「…お祭りに来ていきなりセクハラなの?骸…」
「クフッ…何を言うんですさくら、これは単なるスキンシップですよ」
そういいつつサラリと変態発言をしながらサッっと立ち上がる人物こそ
さくらの恋人
六道 骸だった
「スキンシップぅ?あれが?」
「クフフ、さくらは照れ屋さんですねvそれに愛情表現が過激ですvではさくら、一つ聞きますが彼女の浴衣姿を見て襲いたいという衝動にかられない男がいると思うんですか!?」
「いっぺんに言いたい事全部いわないで…そりゃ世の中に何人かはいるって」
さくらはため息をついた
そしてチラッとだけ今まで直視していなかった骸の姿を見てみる
骸は紺色の浴衣を着ていた
それがまたかなりにあっている
(ちょっ!?かなり似合ってるんだけど…//)
骸を見た後、さくらはあまりの骸のかっこよさに赤面し俯いてしまった
「おやおや、どうしたんです?さくら…顔が真っ赤ですよ?」
骸は意地悪だ
私が骸に見惚れて赤面したのを知ってるくせに今だってわざと耳元で話し掛けてくる
(い、息が…耳に…!!///)
そんなラブラブ(?)な二人を見ながら犬と千種は呆然と立ち尽くしていた
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