第二章 日常

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─シン─ 「!!!」 誰かに呼ばれた気がして立ち止まる。フウも僕に合わせて立ち止まった。 「どうかした?」 不思議そうに顔を覗き込んで来るフウを無視して、キョロキョロと辺りを見回す。 一つの薄気味悪い道を見付けて… 気味が悪い…でも、行かなきゃいけない気がする。 足がその道に向いた時、後ろから声がかかった… 「そっちに行っちゃ駄目だ!!」 「…え?」 フウのこんな真剣な声聞いた事がなかったからビックリした。振り返ると、声の通りいままでに無い位の真剣な表情で僕を見つめている。
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