第二章 日常

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「そこは行っちゃダメだよ…」 何を言っているのか分らない。確かに薄気味悪いけど… フウと気味の悪い道を交互に見る… 「ダメなんだ…そこだけは行っても助けてやれない…」 「…フウ…分かった。そこまで言うなら、行かな…!!」 ─シン─ また呼ばれ、フウも見ずにその道を駆け出していた。 何で行かなきゃいけないのか、何で呼ばれているのか分らない…だが足は勝手に進む。 ─シン─ 呼ばれるがままに足を進め、薄暗い道をひたすら進む。 光が見えた、やっとこの暗い森から抜ける! 暗い所で目が慣れたせいか、明るい所に出た瞬間、眩しくて目をつむった。 「うっ…まぶし…」
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