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「そこは行っちゃダメだよ…」
何を言っているのか分らない。確かに薄気味悪いけど…
フウと気味の悪い道を交互に見る…
「ダメなんだ…そこだけは行っても助けてやれない…」
「…フウ…分かった。そこまで言うなら、行かな…!!」
─シン─
また呼ばれ、フウも見ずにその道を駆け出していた。
何で行かなきゃいけないのか、何で呼ばれているのか分らない…だが足は勝手に進む。
─シン─
呼ばれるがままに足を進め、薄暗い道をひたすら進む。
光が見えた、やっとこの暗い森から抜ける!
暗い所で目が慣れたせいか、明るい所に出た瞬間、眩しくて目をつむった。
「うっ…まぶし…」
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