第二章 日常

12/17
前へ
/93ページ
次へ
「大きくなりましたね。あの人にそっくりです…」 懐かしむ様に僕を見つめる… (父さんの友達?) 見つめる青年… 意味が分からず立たずむ少年… 十分位見つめあった頃、シンが口を開く。 「あの…何ですか?僕は貴方を知らないんだけど…」 あのまま見つめ合えば、この目の前にいる青年は確実に、夜まで動かずに自分を見つめているだろう。 それに、自分が分らないのに、相手が自分知っているのが気にくわない。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

108人が本棚に入れています
本棚に追加