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『あの…お話良いでしょうか?』
「はい、どうぞ?」
またまた僕は無視…勝手に話が進んで行く。
まぁ、この社のお客さんなら僕は関係ないが…
『実は、私の大切な物が盗まれてしまったのです』
「ああ…それを見付け欲しいんですね?」
『はい!そうです!そうなのです!』
「では、今日はもう遅いので…明日から探しましょう」
『はい、ありがとうございます』
ずいぶんと話が簡単に進むなぁ…等と考えていれば、兎は僕の方を向き
『では、神様お願い致します』
兎は、深々と頭を下げこの場を後にした。
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