第三章 初の神様業?

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家を出て少し歩くと、僕を待っていたかの様にフウが駆け寄って来た。 「シン!!!大丈夫なのか?怪我とか……そんなのないか?」 「怪我?いや…してないけど」 フウは僕の言う事も聞かずに、僕の身体を調べている。 ようやく気がすんだのか、ふぅーっと深い溜め息を吐きいつもの笑顔で僕に向き直った。 「何事もなくてよかったよ。俺が行くなって言ったのに、走って行っちゃうんだから」 ……フウは、あそこの事を知っているのだろうか? フウはヘラヘラと笑いながら僕の手を掴んだ。 「今度からは、絶対に行くなよ!約束だからな?」
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