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──バンッ!!
ドアを荒々しく開け放ち男の人が部屋に入って来た。
僕はその人に泣き付き抱き上げられ、その場から逃れた。
曲がりくねった複雑な廊下を走り抜け、一番奥の部屋に入る。その部屋は真っ暗で、ただ一つ魔法陣が描かれていた。
『…お待ち…おりました』
『…か……頼むぞ。…にしか頼…ない…』
真っ暗な部屋で僕達を待っていたかの様に声が掛けられる。だが、頭が朦朧として、何を言っているのかよく聞こえない…
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