第一章 夢

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『お前だけでも…お前だけは絶対に助ける』 男は僕を魔法陣の中央に降ろし、何ごとか呟いた。僕は不安になり、その男の元に駆け寄ろうとする… ─行けない もう一人、ここで僕達を待っていた人が僕の肩を掴んで行かせてくれないのだ。 男の元に行きたいのに行けず、大粒の涙を流して一言叫んだ。 『お父さん!!』
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