第二章 日常

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─キーンコーンカーンコーン─ チャイムと同時に学校全体に活気が戻る。生徒達は笑いながら帰路につき、先生達は職員室で次の日の準備をする。 6年B組 「やぁやぁ、今日遅刻して来た日向君」 「寝坊でもしたんだろ?あぁ、神様だから何しても許されるんだよな」 日向 神…神と書いて「シン」…僕の名前。神様だとよくからかわれる。 「おい、何とか言えよ。それとも、神様は俺達みたいな人間とは話もできないのか?」 「うわっ、それ最低だよな!」 そしてこの二人は、よく僕を苛める奴等だ。 この二人に限らず、クラスの皆が僕を良く思っていない。神様だからって… まぁ、変わり者もいるけど─
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