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プロローグ
泉高校1年B組。
オレの教室。
毎日のように通うこの教室で、いつものように窓際の一番後ろの席に腰をおろす。
「あらまぁ、お坊ちゃまは今日もお遅いことで」
隣の席では最悪の敵兼天敵の『綾瀬紫穂』がいつものように無駄に長い髪を無駄になびかせながら無駄におちょくってくる。
「・・・。」
一応無視。
「たくっ、何よいつもの『愛想笑い』はどうしたの!」
「お前にふるまうほど愛想は余ってないな」
少し苦笑。
「また夫婦ゲンカかな、やるなら家でやってよね~」
にへら~としながらいつものごとくからかってくるこいつは『中西茂』。おそらく親友と言える立場のやつである。
「あらあら茂ちゃんはお子様だから大人の世界には入って来ちゃだめよ~」
とかなんとかふざけあっていると、先生がきてHRが始まった。
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