小学校

3/4
前へ
/43ページ
次へ
僕は友達との関係を   全て断ち切ろうと思った   僕と関わると   関わった子が標的になるから   それが嫌だった   僕のせいで友達が傷ついていくのを   見たくはなかったから…   そんななか虐めに気付いた友達がいた。   彼女は僕の味方になろうとした   僕はそれを必死で拒んだ   『僕といると君が不幸になる!』   バチンって思いっ切り叩かれた   彼女はずっと下を向いたまま   振るえる手を抑えて   怒りながら僕にこう言い放った   『そんなんが怖くて友達になったんじゃないよ!アンタの事が大切だから…』   前を向いた彼女は泣きじゃくっていたが   確かに笑顔で僕を見た   『ごめんね…痛かったでしょ?』   この言葉が僕を強くした   『ありがとう…』
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加