ねむり

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ねむり

  愛してると気付いた時にはもう遅くて   あなたはこの想いが届かない場所にいっていた     あなたがこの想いを知っても答えてくれる口はない   歩み寄ってくれる脚はない   握ってくれる手はない   抱きしめてくれる腕はない       人は何処から来て   何処へ行くのだろう?     と何かの本に書いてあった     あなたは何処から来たの?   あなたは何処へ行ったの?     あなたの居る場所を知らない   だから会いに行くこともできない       それなのにあの言葉のせいで   あなたから離れられない   耳に響いたあの言葉     愛してる         だからあなたの言葉を胸に   永久の眠りにつくと決めた   あなたの夢を見るために       おやすみなさい    
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