英雄の剣と魔使

世界を越えて……

錬は内心で微笑んだ。
「八神はやてさんに祝福の追い風を、フェイト・テスタロッタさんに黄金の雷神を会わせに来たんです。小さな勇者さん」

楽しそうにいった錬の言葉に始めは分からなかったようだが、その意味を理解して驚くなのは。

チビ妖精を無視して空を仰ぐ。

目の前には蒼穹に似合わない無骨なヘリ。

その中でこちらを見ているであろう二人に微笑んだ。