世界を越えて……

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錬の二メートル前で物理方程式を無視してピタッと止まる少女達。 「アレ? 止まった。 あぁ~良かった~」 「このバカスバル!! 後先考えないでスピード上げるからよ!!」 止まってほっとしている青髪の少女とその少女に怒っているオレンジ髪の少女。 錬はその光景に微笑んだ。 何故か、フィアの事とかフェンメイの事とかアッチの世界の皆の事を思い出していた。 そんな時、上から気配がして声が掛けられた。 「大丈夫かな二人共? それと貴方は?」 錬の目の前、少女達の横に白いファンシーな服装の女性が降り立った。 先ほどの少女達より少し年上で少女と女の中間のような女性。 手には機械的な杖が握られている。 そして錬はその女性の顔を何処かで見たような気がした。
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