第7話

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            『杉山、ちょっと』  授業中のようだ。  杉山は  教師に呼び出され  教室を出た。  マナミは  それを視線だけで  見送っていた。  授業終了後  マナミは  玄関に行った。 『眞浪君、』 『なんかあった?』 『…………。』  杉山は  うつむいている。 『お母さんが、入院したって』 『あら…』 『だから、行かなきゃ』 『大丈夫?』 『…うん』            
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