第7話

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            《家を出て、ここに来た。迷いはなかったよ。むしろすっきりした気分だった》 《ただ、お母さんに謝れなかったから、それが悲しくて》 《眞浪君が来てくれて良かった…ありがと》  杉山は  涙声だった。 『…杉山、体は?』 《あ、ロープ切れちゃってね、下に落ちちゃった》 《私の死体》                  
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