第2話

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『春に廃校になった学校でね、取り壊される寸前だったのよ』 『…学校って喋るんですか』 『ん~なんて言うかね~、感情がそのまま入ってくる感じ』  ピンと来ないが、  そこはぐっと  飲み込んだ。 『年々子供が減って、使われる教室も減ってさ、切なかったって』 『はぁ…』 『でも、閉校式に今までの卒業生がたくさん来てくれて、泣いてくれる人もいて、嬉しかったって言ってたなぁ~』        
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