第10話

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『君、私が見えるのだね!?』  蛙の声は  よく通るいい声だ。  劇団員のように。 『…はい』 『では頼みがある!!』  どうも最近  不思議慣れしている  自分がいて嫌だ。 『私の名は酔月(スイゲツ)という。君は?』 『…玉置です』 『ではMr.玉置。これも何かの縁だ。探してほしい物がある!!』  今日は  月が綺麗だ…。            
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