第10話

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            『なんと、風鱗が!!』 『そうだー』 『やはりあの寄り合いの日でしたか…。しかし春日火殿が相手では、太刀打ちできませんな!!』  体長15センチ程の蛙と  大きめの白猫が  向かい合っている。  こんな光景にも  慣れてきた。 『なんであんなに火を怖がってたんですか?』 『あいつら、風だからなー』 『乾燥してるから、よく燃えるのですよ!!』  そうか。  教授は釜戸の妖精。  《火》の属性か。            
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