第11話・2

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             前日の霧は  今日も続いていた。 『なんか、どろ~んて感じね~』  曇り空に加え  この霧だ。  朝なのにも  関わらず  異様に薄暗かった。 『どこに行くんですか?』 『取りあえず駅で、川口が来るのを待ち伏せするかなぁー』 『駅?』 『うん。きっと電車通勤だろうからねぇ』  僕たちは  駅へ向かった。            
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