第11話・2

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       駅は  大勢の人で  混雑している。 『…見つけられますかね』 『たぶん判るよ~』  しばらくすると  遠くから  思念の色が見えた。 『え…?』 『あれだねぇ…』  人込みの中  近づいてくる  川口が見えた。  その顔は青ざめ  頬がこけて  痛々しい程だ。 『チカちゃん、追うよ』 『あ、はい』            
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