第3話・1

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 数分後、現れたのは  スーツ姿の男だった。 『チカちゃん、これがドス黒い国家権力の塊だよ~』 『沢矢です。眞浪と一緒に仕事なんてよく出来るね、君。尊敬するよ』  警察関係者のようだ。  マナミは相変わらず  ソファーと平行状態。 『本題に入る』 『ぁ~い』 『先日起きた通り魔殺人なんだが、手掛かりが少なくて犯人の特定が難航している』 『ほぇ』 『しかし、いるんだよ』 『…被害者?』 『そう』  被害者が、いる?          
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