第5話

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 公園は  街灯の光りを浴び  昼間とは  違う表情だ。  僕らが近づくと  人影も気付いて  寄って来た。 『この子が、答え判ったってさ』  人影が  僕の方を見る。  まず僕は  適当な枝を持ってきた。 『あまい  いちごの  うたをうたう  えいがのような  おほしさま』  僕はそう唱えながら  地面に  その文を書いた。 『これで、あいうえお』  人影は  楽しそうに  首を縦に振った。            
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