25390人が本棚に入れています
本棚に追加
/542ページ
「……ロウス、さん? 今は肉を食べないでオレを助けてくれない?」
よだれを垂らしながらゆっくりと近づくアーロクスを見ながら言う。
一瞬でも目を離したら食われてしまいそうだ。
「『アクアスパイラル』」
怠そうになにかを言うと、アーロクスの右側から水が渦巻きながら飛んできてアーロクスに当たり、そのままアーロクスが倒れた。
アーロクスの毛皮が渦状にズタボロになっている…
「ロウス……さん、今のなに?」
ここからでもわかる。アーロクスが死んでいるのが。
「さん付けしなくても良いよ。そんな資格無いし」
最初のコメントを投稿しよう!