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「白か……黒は無いかな~」
今、フェニと離れて自分の洋服を選んでいる。買い物なんてした事無いから――結構楽しい。
「肌着は長袖が良いよな……半袖だと腕が見えるし」
オレの肌は白い。半袖だとそれが見えて嫌だから長袖のシャツを選んだ。
とりあえず三、四着あれば良いか。色は黒で、サイズは……Mだな。
「上着は……良くわからないからロウスが買って来たので良いか。ズボンはこの辺?」
ズボンもわからないな……とりあえず黒と茶と白っぽい奴……これくらいか?
適当に取って手に持つカゴの中に放り込む。他にも見たかったが、フェニが少しだけ心配になった。
襲われても最上級だから余裕だろうけど……むしろ襲った人が可哀相だし……とりあえず捜そう!!
「あ、お兄ちゃんどうしたの?」
店内を捜し回ってやっとフェニを見つけたオレに、フェニは言葉を出した。
まぁ予想通りと言うか当然と言うか……フェニは子供服のコーナーにいた。
もっと早く気づきたかった……
「こっちが早く終わったからフェニの服を選びに来たんだよ……」
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