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要するに、ギルドマスターに認められたら上にいけて……出世するって事か。オレもそれをやるのかな?
……武器は前の仕事でたっぷり教えて貰ったからなんとかなるな。ナイフさえあればここでも仕事出来る。
「これから検査をして魔力の量計るから。」
「検査……魔力ってオレにもあるの!?」
魔力か……オレにも魔法って出せるんかな?ちょっと試してみるかな。
確か…ロウスは変な呪文を怠そうに言っていた。覚えているしやってみよう!!
「『アクアスパイラル』」
なんとなく気分で目を閉じて、オレがそう言うと爆発音が廊下に響いて繋いでいる手が勢いよく離れながら水滴が飛び散った。
……爆発する魔法だったっけ? それに、ロウスと繋いでいる手が爆発した。
「……お前って、もう魔法使えるのか。当然と言ったら当然だけど……こんななのか?」
ロウスはよほど驚いたのか、身を引いて訳のわからない事を言いだした。
「……!! まぁいいか。この部屋だ、中に入るぞ」
どう言う意味? オレがそう言おうとした瞬間、ロウスは扉を開けて部屋の中に入っていった。
「……なんかあるのかな?」
疑問に思ったが、爆発した右手を見つめロウスの後に続いた。
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