プロローグ

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目をつぶりどれくらいの時間がたったのだろうか……肉を焼く音が何処からか聞こえてくる。油が弾けて肉を焦がしている音だ。 うん、美味しそうだな……今日夜の仕事が終わったらオレも肉焼いて食べよう。 「……あっちいぃ!!」 今日の夜食を考えていたら、身体を熱する熱さがオレを襲い飛び起きた。 熱い……肌が凄いヒリヒリする。日焼けした時みたいだ。 「あ、おはよう。いい夢見たか?」 「……うん。肉が食べたい。」 石の上から飛び起きて、服を払って熱さを取り除いていると声が聞こえてきたのでとりあえず返しておいた。 ……オレが借りてる部屋に人いないよな? てか、まだ夢の世界……まだオレは寝ている? 「こんな石の上で良く寝てたなぁ……死ななかったのは流石と言うべきか」
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