2人が本棚に入れています
本棚に追加
廊下で貴方に気付く度
少しばかり俯いて
全く知らない相手かのように、素知らぬ顔ですれ違うの
貴方も当然のように過ぎ去っていく
本当は声かけたいよ
ふざけあって
夢みたいでしょ
一年生の時は
結構普通に話せて楽しかったのに
今は無理だね
隣りで笑う友人に隠れて背中を追うよ
そこに他の子と笑う貴方がいて、より胸が痛んでも
全てに知らぬフリをして……
そしたら
横顔ぐらいは見れるから
私は鍵を閉める。
想いに鍵を
記憶に鍵を
鍵の存在すら知らない顔で
最初のコメントを投稿しよう!