知らぬフリして

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廊下で貴方に気付く度 少しばかり俯いて 全く知らない相手かのように、素知らぬ顔ですれ違うの 貴方も当然のように過ぎ去っていく 本当は声かけたいよ ふざけあって 夢みたいでしょ 一年生の時は 結構普通に話せて楽しかったのに 今は無理だね 隣りで笑う友人に隠れて背中を追うよ そこに他の子と笑う貴方がいて、より胸が痛んでも 全てに知らぬフリをして…… そしたら 横顔ぐらいは見れるから 私は鍵を閉める。 想いに鍵を 記憶に鍵を 鍵の存在すら知らない顔で
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