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ざわざわと気持ちが騒ぐ
今日も"何か"が終わった
よく耳にするようになった「最後の――」
最後の体育祭に
最後の文化祭
最後の持久走
その どれもが終わった
一年近く苦しんだ卒業制作も拳震わせ挑んだ就職試験も
全て過去のこと
戻りたいとかやり直したいとは思わないけれど
辛い分だけ
共有する存在であるクラスメートと話は弾んだし
やらなきゃいけないことだらけで胃が痛くて
でも充実していたし、活気があった
寂しいんだ
少し離れた距離に戻っていく友人
街灯が着くより先に歩く帰路
ついつい
立ったまま考える
今日は何かあったっけ？
結局一人早々と帰るのだけど
別れを感じているのか
寂しさの理由を探っても
きっと答えは一つであってはくれないのだ
また終わる
始まりが近いから
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